川澄、イレブンと別れを交わせなかった

 INAC神戸を退団し、米女子リーグのシアトル・レインに移籍する川澄奈穂美(30)が神戸最終試合となった19日の千葉戦で、イレブンと何ら別れの挨拶を交わす機会がなかったことを21日、ブログで明かした。

 川澄は千葉戦の試合後、ピッチで花束を抱いてスタンドマイクの前に立ち、サポーターたちに移籍前の挨拶をした。アウェーにも関わらずそんな機会を与えてくれたジェフ関係者に、川澄は「なんて、なんて気持ちの良いチームなんでしょうか!!!」と深く感謝した。

 挨拶の後はINACサポーター席の前に移って、再びスピーチ。その間、チームメイトからはペットボトルの水を掛けられた。

 しかし、ファンサービスを終えて川澄がロッカーへ戻ると「もう誰もいなかった、、、みんなドライすぎるだろ」とずっこけてしまった。

 結局、「みんなと特にお別れの挨拶もしないままアメリカへ行くことになりそうです」と、川澄には心残りな展開に。もっともイレブンからはメッセージ入りのユニホームを贈られ、川澄は帰宅してからしみじみとそれらのメッセージに目を通したという。

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