【一問一答】把瑠都「世界一を目指す」

 2013年に引退した、大相撲の元大関把瑠都ことカイド・ホーベルソン氏(30)が22日、都内で会見し、年末の格闘技イベント「RIZIN」(12月29~31日、さいたまスーパーアリーナ)で格闘家デビューすることを発表した。把瑠都は会見で「世界一強い格闘家を目指す」と誓った。

 把瑠都の主な会見内容は次の通り。

 -冒頭あいさつ。

 把瑠都「相撲界から離れて2年がたちました。いい思い出もあったし、悪いこともあった2年間だったけど、ケガ(左膝)の内容も本当に良くなってきて、この格闘技界から『もう一度やってもらえませんか』という声がありました。30歳でこんな体して、次は何ですか?と聞かれてきた。私の気持ちもすっきり。格闘技を愛してます。子供のころからやっていきたいと思っていた。ピーター・アーツさんや小路晃さんと世界一強い格闘家を目指して頑張っていきたい。とても楽しみですけど、皆さまも楽しみにしてください」

 -リングネームは本名か。

 榊原信行氏「これから本人とも相談しながら、メチャクチャすごいリングネームを考えるかもしれない。未来に向けたデビューですから、しこ名(把瑠都)に変わる名前を考えていけたらと思う」

 -オファーを受け即答で受けたのか。

 把瑠都「1年前から(格闘技転向の話が)きて、私も1年間いろいろ練習してきた。そして、1カ月くらい前から(RIZINの)大きなチャンスが来たよと言われた。ここでやらなくていつやるのか、という気持ちだった」

 -現在の練習環境は。

 「小路晃さんと練習してきて、この前も沖縄でやってきた。今後も日本でやると思う」

 榊原氏「ピーター・アーツさんとも一緒にやった。柔道にも興味があって石井慧選手とも仲がいい。今後はエストニアに戻ってトレーニングし、再び日本に戻ってからはピーター・アーツと打撃の練習をすると思う。年末はワンマッチ。日にち、対戦相手はこれからだが、大みそかになるのでは」

 -パンチやキックは経験あるか。

 把瑠都「1回ある。日本相撲界に入る前に、けんかをやって経験がある」(会場笑い)

 -左膝のケガの状態や現在の身長、体重は。

 「引退してからも、体はずうっと動かしてきた。体重は155キロあったのが170キロぐらい。身長は変わってません。朝は197、夜は198センチ、反対か。調子はいい。膝は筋肉をつけないと痛みが出るので、下半身を鍛えてきました」

 -現時点でフィニッシュ技のイメージは打撃か関節技か。

 「相手は誰でもいいが、これから倒し方を考えます」

 -角界からの格闘への転向で成功例は少ないが、自信度は。

 「力があれば何でもできます」

 -相撲の強さを見せたいか。

 「格闘と相撲はちょっと違うから、格闘の練習をして、その後は相撲や柔道も使えるのかなと思う」

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