曙3冠王者返上 早期の復帰難しく 

 全日本・渕正信取締役は30日、欠場中の3冠王者・曙(45)が王座を返上したことを明らかにした。曙は肺炎から復帰した4月のチャンピオン・カーニバルを体調不良で途中リタイア。以後は欠場していた。都内の病院を1度は退院したが、検査で不整脈が判明し、再入院したという。

 渕取締役は「早期のカムバックが難しくなった。本人が3冠王者の責任が果たせないということで、ベルトを返上すると。話し合ったが意思を尊重する」と説明。曙は6・15後楽園で開幕する次期シリーズも欠場する。

 新王者決定戦は6・15に行われる見込み。渕取締役はチャンピオン・カーニバル覇者の大森隆男を確定とし、対戦相手として同準優勝の秋山準、世界タッグ王者の諏訪魔、ジョー・ドーリングを候補に挙げた。

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