【ボート】笠原亮SGV2、GPメンバー決定

ボートレース芦屋のイメージガール・YUMEちゃん(左)と優勝の喜びを味わう笠原亮(撮影・佐藤厚)
2枚

 「チャレンジカップ・SG」(29日、芦屋)

 優勝戦では1号艇の笠原亮(35)=静岡・84期・A1=が、インからきっちり逃げ切って快勝。05年3月のクラシック以来で、歴代5位となる10年8カ月ぶり2度目のSG制覇を成し遂げた。2、3着には石野貴之、吉田拡郎が入った。

 優勝した笠原はピットに引き上げてくるなり、涙がとまらなかった。「(涙は)見せたくなかったけど…。勝てて良かった。長かった」。苦しんできた日々、家族の支え、ファンの激励が頭をよぎっていた。

 05年3月にSG初出場、初優勝の離れ業をやってのけたが、低迷した時期があった。「結果が出ない。ピット離れが出ないのは悔しかった」と振り返る。SG覇者という肩書が、余計に重くのしかかる。転機となったのは12年4月に導入された新ペラ制度。「乗りにくいということはない」と調整が合った。これで今年は男女通じて最多のV9、来期の適用勝率が自身最高の8・00となったことも、自信につながった。

 苦悩を乗り越えて、再び手にした栄冠。「技術もメンタルも上がってきている。これまでは自分が勝って喜ぶだけだったが、今は結果を見て喜んでくれる姿を見て頑張れる」と成長を感じていた。

 これで、来月18日から住之江ボートで開催される優勝賞金1億円のSG・第30回グランプリに出場する18人が決定した。賞金上位6人は、いわゆるシード扱いで、3日目の「トライアル2nd」から出場する。

 上位6人は賞金順に、山崎智也(群馬)篠崎元志(群馬)石野貴之(大阪)守田俊介(滋賀)桐生順平(埼玉)毒島誠(群馬)

 「トライアル1st」から出場する12人は太田和美(大阪)峰竜太(佐賀)笠原亮(静岡)松井繁(大阪)池田浩二(愛知)田中信一郎(大阪)辻栄蔵(広島)中島孝平(福井)坪井康晴(静岡)今垣光太郎(福井)茅原悠紀(岡山)原田幸哉(愛知)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス