人気グループ、ＮＥＷＳが１２日、東京ドーム公演ファイナルで自身初のフルオーケストラ演出を披露し、全国ツアーを完走した。ジャニーズ史上最大規模となる５７人編成の楽団をバックに初のＤＶＤシングル「四銃士」と楽曲「星をめざして」の２曲をお披露目。世界的女性指揮者・西本智実氏がゲスト出演する東京Ｄ公演限定の演出にファン５万５０００人が酔いしれた。

　ライブ中盤、黒ハットをかぶり、スパンコールをちりばめた黒い衣装に袖を通した４人は、西本氏が首席指揮者を務めるイルミナートフィルハーモニーオーケストラ５７人の重厚な音を背に２曲を歌いあげた。

　メンバーの手越祐也（２８）が「音圧が違う。背中をグっと押してくれる」と感激すれば、加藤シゲアキ（２８）も「気持ちいい」と異例のコラボを楽しんだ。初めて東京ドームに立った西本氏も「こんな大きな所で演奏させていただくことはありませんので、とても感銘を受けております」と話していた。

　ライブでは楽曲「チャンカパーナ」「チュムチュム」など全３４曲を響かせた。手越と増田貴久（２９）がＭＣ中に急きょ、ユニット「テゴマス」として楽曲「青いベンチ」をアカペラで披露するサプライズもあった。