NHKクロ現停職記者、大阪局外に異動
昨年放送のNHK「クローズアップ現代」を巡る過剰演出問題で、今年5月に停職3カ月の処分を受けた大阪放送局所属の取材記者が異動していたことが10日、分かった。NHK大阪放送局の正籬聡(まさがき・さとる)局長がこの日、大阪市の同局での定例会見で「大阪放送局にはいません。退職はしていません」と明かした。
当該記者は8月で処分期間が終了しているが「一般職の個別の人事異動につきましてはこれまでも公表していないので、ご理解いただきたい」と説明するにとどめた。異動先の部署や現在の職種などについても同じ説明を繰り返した。
異動時期に関しても明言を避けたが、広報担当によると「一般論としては停職期間中に異動はない」と処分明けの人事だったことを明かした。
正籬局長は前回7月の定例会見で、同記者について「現在も3カ月の停職処分中で、その後の人事に関しては決まっていません」とし、大阪局に在籍中と説明していた。
