今月３０日スタートの次期ＮＨＫ朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」の特別先行試写会が２６日、大阪市内で行われ、ヒロイン役の杏（２７）の夫役を演じる東出昌大（２５）がゲスト出演し、トークショーを行った。

　理屈っぽい大阪人の夫・西門悠太郎を演じる東出は「しゃべり出すと止まらない男なんですよ」と苦笑いし、ヒロイン以上の膨大なセリフがあることを明かした。加えて埼玉出身の東出にとっては、大阪弁のセリフはイントネーションを覚えるのも一苦労。連日、多い時には１日で２５～３０シーンの撮影があるという収録が終わると「グッタリしています」と話した。

　現在放送中の「あまちゃん」が最終週を迎え、バトンタッチは目前。今月１６日に番組最高の視聴率２７・０％を記録するなど大ヒット中の「あまちゃん」の放送終了後の喪失感を表した「あまちゃんロス症候群（あまロス）」なる言葉も生まれているが、膨大なセリフと悪戦苦闘する東出は「目の前のことだけで、あまちゃんがどうこうとか、世論とかが分かんないですよ」と“あまロス”の重圧を感じている暇もない様子だった。

　同席した同ドラマの岡本幸江チーフプロデューサーは「今多くの方が『あまちゃん』を毎日楽しみに見ていただいて、朝ドラへの興味は高まっていると思うので、きっと引き続きみていただけると期待しています。重圧というよりは、全然違う味わいのドラマですので、楽しんでいただければ」と話した。