初夏の風物詩 船乗り込みにファン殺到

 歌舞伎俳優の片岡仁左衛門(69)、中村福助(52)らが30日、大阪の初夏の風物詩となっている「七月大歌舞伎」(大阪松竹座、7月4日初日)の出演俳優による恒例船乗り込みを行った。

 一行は大阪市内を航行する船上から両岸の観衆に手を振りながら、同劇場に到着。仁左衛門はファンに「ここで皆様にお会いできたのもうれしいが、客席でお会いできるともっとうれしいです」とPRした。

 また、8年ぶりの同劇場出演となる福助は「勘三郎兄さんの襲名披露以来となります」と昨年他界した中村勘三郎さんをしのび「悲しいことがありましたが、熱いお芝居を演じたい」と熱演を誓っていた。

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