白鵬にベストファーザー賞 「昭和の男を演じていきたい」

 21日の父の日を前に17日、一般社団法人「日本生活文化推進協議会」が選ぶ「ベスト・プラウド・ファーザー賞in関西」の発表、授賞式が大阪市内で行われ、大相撲の横綱白鵬(30)=宮城野、ボクシングのWBCバンタム級王者・山中慎介(32)=帝拳=らが表彰された。 1男2女の父、白鵬は「賞を奥さんに渡したい」と最愛の紗代子夫人に感謝。07年の結婚を機に無敵の横綱街道を駆け上がり、優勝は史上最多の34度を数える。「強い男の陰に賢い女性がいる」と、うなずいた。 15歳だった00年に来日し、大阪府大東市の摂津倉庫で鍛錬し、角界入り。縁の深い関西での受賞に「いろんな昇進の足がかりにもなった地。34回目の優勝も大阪。験のいい大阪で受賞できてうれしい」と、笑顔を弾けさせた。 夏場所で7連覇を逃したが、名古屋場所(7月12日初日、愛知県体育館)で35度目の優勝を狙う。「最近の日本の男は弱いみたいなので(強い)昭和の男を演じていきたい」と、まだまだ日本力士の巨大な壁として君臨することを誓った。 授賞式では同じく受賞した俳優・杉良太郎の話に感銘を受けた。杉はベトナム人の子供81人の里親になるなど、社会貢献に尽力。白鵬自身、モンゴルに帰国した際は児童養護施設を訪問してきた。「人間は自分のことだけじゃなく社会貢献することが大切なんだと、杉さんから改めて教えられた。いろいろとアドバイスをもらいながら、これからもやっていきたい」と、土俵外での活動にも一層、力を入れるつもりだ。

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