敦賀気比、春連覇ならず 山崎がっくり
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「選抜高校野球・2回戦、海星2-1敦賀気比」(27日、甲子園球場)
敦賀気比(福井)のエース・山崎颯一郎投手(3年)は、9安打されながら2失点で完投したが、勝利は手にできなかった。春連覇を逃し「まだまだです。(頂点は)遠く感じた」とがっくりだった。
初回1死一塁から、味方の失策で一、二塁に。立ち上がりのピンチに左越え二塁打を打たれ、先制点を許した。五回には連打で追加点。「初回は焦っていた。コースをついていれば、流れは変わったかも。安打を続けられることも多かった」と勝負どころの失点を悔やんだ。
直球は144キロをマークしたが「140キロを出す投手はいくらでもいる」と首を横に振った。「僕くらいではドラフトにかからない。もっとキレ、球威を増して、フィールディングや打撃も磨かないと。流れを持ってこられるような投手になりたい。(昨年のエースで現日本ハムの)平沼さんのすごさが分かった」とため息をついた。