秀岳館が3本塁打の大勝で8強入り

秀岳館は打線爆発しベスト8進出を決め、アルプスの応援団へあいさつに向かう秀岳館・鍛治舍監督(中央奧)=甲子園(撮影・山口登)
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 「選抜高校野球・2回戦、秀岳館16-0南陽工」(27日、甲子園球場)

 秀岳館(熊本)が初回の8得点など序盤から大量点を奪い、南陽工(山口)に圧勝、初のベスト8入りを果たした。

 初回2死一、三塁から、天本昂佑外野手(3年)が放った遊撃への当たりが相手の失策を誘い1点を先制。さらにこの日先発した堀江航平内野手(3年)、宮平保汰内野手(3年)がそれぞれ2点適時打を放ち5-0と突き放すと、なおも一、三塁から松尾大河内野手(3年)が左翼へ大会10号3ランを放ち、この回一気に8点を奪った。

 二回に1点、三回にも2点を加えて11-0とリードした五回には、4番・九鬼隆平捕手(3年)の中前適時打と大会11号となる天本の左中間3ランで4点を追加。八回にも広部就平内野手(2年)がソロ本塁打を左翼スタンドへ運んだ。

 南陽工(山口)は初回の2失策が大量失点につながった。

 秀岳館の鍛治舎功監督は試合後のインタビューで最初に躍動した打線ではなく、先発・堀江航平投手(3年)を5回無失点で交代させ、田浦文丸投手(2年)と川端健斗投手(2年)が登板機会を与えたことなどに振れ、「ピッチャーの微修正ができた」と感想。大量リードで試合中はベンチ内で余裕があったのではと問われると、「最後まで1球1球、選手たちと一緒に集中していました。甲子園では何が起きるか分からないから」と話した。その言葉を示すように秀岳館は16-0で迎えた九回表の守備でも、南陽工に無死満塁から得点を与えなかった。

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