古豪・高松商 26年ぶり8強

 創志学園-高松商 3回表、高松商・植田理(左)が2ランを放ち、生還した美濃と喜ぶ=甲子園
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 「選抜高校野球・2回戦、高松商5-1創志学園」(27日、甲子園球場)

 昨秋の明治神宮大会王者で20年ぶり出場の高松商(香川)が、創志学園(岡山)を下し、26年ぶりの8強入りを決めた。

 高松商打線は三回、“松坂2世”こと創志学園のプロ注目150キロ右腕・高田萌生投手(3年)に襲いかかった。2死満塁のチャンスをつくると、5番・美濃晃成内野手(3年)が左越えに走者一掃の先制適時二塁打。続く6番・植田理久都内野手(2年)が5球目の甘い直球を見逃さず、左中間席に2ラン本塁打をたたき込んだ。

 大量5点のリードを奪うと、投げてはエース・浦大輝投手(3年)が、鋭いスライダーを武器に5安打1失点で完投した。

 初戦のいなべ総合学園戦でも延長十回にサヨナラ勝ちを呼ぶ三塁打を放った美濃は、2戦連続の活躍に「見たことないくらい速い球でヤバいと思ったけど、自分が打つしかないという気持ちで打席に入った」と笑顔。植田理は「浜風に乗ってくれた。審判の手が回ったときは、マジかって思いました」と声を弾ませた。長尾健司監督(45)は、三回の集中打に「びっくりポンです」と目を丸くしていた。

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