初戦白星チーム 日本一の確立は63%
「日本シリーズ・第1戦、ソフトバンク4-2ヤクルト」(24日、ヤフオクドーム) 2年連続の日本一を目指すソフトバンクが、先発全員安打となる15安打の猛攻で快勝した。
日本シリーズは今年で66回目を迎えた。過去65回の内、第1戦を制したチーム(1975年、86年の第1戦は引き分け)が40度にわたって日本一に輝いている。
過去の数字だけを見れば、初戦をものにしたソフトバンクが日本一となる確率は63%。先発全員安打の勢いを見ても優位に立ったと言えそうだ。
仮にソフトバンクが第2戦にも勝って2連勝となると、過去31回で24チームがそのシリーズを制しており、日本一になる確率は77%にまで跳ね上がる。 と言っても初戦を落としたヤクルトが悲観するのはまだ早い。セパ両リーグにCSが導入された07年以降に限れば、日本一となったチームの初戦は4勝4敗と五分。昨季までは2年連続で初戦黒星のチームが頂点に登りつめている。
第2戦をソフトバンクが制すれば、そのまま一気に…という展開も考えられるが、ヤクルトが取り返せば文字通り五分になる。過去のデータから見ても、第2戦はシリーズの行方を左右する重要な一戦となりそうだ。