元ＤｅＮＡ投手で現在は巨人のバッティングピッチャーを務める藤井秀悟（３８）が１５日未明に自身の公式ブログを更新し、１４日のＤｅＮＡ－巨人戦（横浜）でＤｅＮＡのファンから「今でも応援してるよ」と声援を受け、意気に感じたことをつづった。

　藤井は現役時代に通算８３勝８１敗１０６４奪三振などの成績を残した。１３日にはＤｅＮＡの久保がチームでは２０１２年の藤井以来となる通算１０００奪三振を、藤井のいる巨人戦で達成した。

　バッティングピッチャー（略してバッピ）はキャンプやシーズンを通して、現役選手の打撃練習で投球し、選手の調整役を担う。関東地方は猛暑日が続くが、藤井らはナイター前の午後４時ごろから、巨人のビジター練習で横浜スタジアムの強烈な西日を受けながら投げ続けていた。

　セ・リーグ首位の巨人はＤｅＮＡ戦に連敗するなど１４日まで３連敗中で、今季の勝率が５割に戻った。１５日はオールスター前の最終対戦。藤井は「チーム、立場が変わっても応援してもらえると、頑張ろうという気持ちが増す。明日（１５日）は前半戦最終日。しっかり投げて締めくくりたい」と、裏方業としての首位死守を誓っていた。