床田FA表明「めっちゃ悩む。どうしよう」 宣言3人目の広島から年俸増&複数年契約で残留要請「長くやりたいが一番」
広島・床田寛樹投手(31)が6日、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権の行使を表明し、球団に申請書類を提出した。マツダスタジアムで取材に応じ「めっちゃ悩む。どうしよう」などと心境を語った。今オフ、広島のFA権行使は森下暢仁投手(29)、坂倉将吾捕手(28)に続いて3人目。同じ年に3人がFA宣言するのは球団史上初という異例の事態となった。
揺れ動く心境を床田は素直に語った。「本当に今もですけど、めっちゃ悩む。どうしようって」。FA宣言した後も広島に残るのか、新天地を求めるのか、大枠の選択肢に変化はない。自らにとって最良の道はどちらなのか。FA権を行使したことによって身の振り方を考える時間が増えた。
取材対応の中で強調したのは「悩んでいる」という点。宣言後もチームに残留することが可能となっており、権利行使への障壁はなくなった。「宣言残留も認めてもらえたので、考える時間がつくれる。他球団の評価を聞いてみたい。いろいろ話を聞いてから決めたいと思う」。決断理由と今後の方針を語った。
既にオリックスなどが獲得に向けた調査に動いている。一方で広島も残留交渉を複数回行っており、推定年俸1億8500万円からの増額と複数年契約を提示。左腕はこの日、鈴木清明球団本部長から改めて「これからも一緒にやりたい」と残留要請を受けたという。
去就を決断する上で重要視しているのは、現役生活を長くやれる環境と条件。家族のことを第一に考え「長くやりたいというのが一番」と、こだわりを見せた。広島に対しても「本当に評価してもらえているとは思うんですけど、長くやりたいというふうには言った」と明かした。
これで今季、国内FA権を新たに取得した床田、森下、坂倉の全員が権利行使を表明。同一年に3人がFA宣言するのは球団史上初となった。いずれの選手も去就への迷いはにじませつつ、他球団からの評価を聞いてみたいという思いが権利行使の決め手となった。
鈴木本部長は3人と「引き続き話をしていく」と粘り強く慰留に努めていく方針を示した。今後は10日にFA宣言選手が公示され、11日から各球団との交渉が解禁される。
床田は「まだ悩んでいるところ。家族と話して、後悔のない選択ができれば」と先を見据えた。人生の岐路に立つ3人。それぞれの決断が、カープの未来も左右していくことになる。
◇床田 寛樹(とこだ・ひろき)1995年3月1日生まれ、兵庫県出身。181センチ、94キロ。左投げ左打ち。箕面学園-中部学院大を経て、16年度ドラフト3位で広島入り。23年から4年連続して規定投球回を満たし、広島のローテーションを支えてきた。
