巨人・村田、久々の一発にお立ち台で涙

お立ち台で涙ぐむ村田(撮影・園田高夫)
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 「巨人4-2阪神」(10日、東京ド)

 首位・巨人、2位・阪神、ゲーム差0・5で始まった首位攻防戦第1ラウンドは、巨人の逆転勝ち。ゲーム差を1・5に広げた。

 巨人は1点を追う二回、1死から阿部が四球で出塁。続く村田が右翼へ2ランを放って逆転した。

 六回には2死二、三塁の好機に代打・堂上が中前適時打。さらに2死一、三塁から立岡が右前適時打で続いて計2点を奪った。

 阪神は初回、1死三塁から福留の犠飛で1点を先制。1-4の七回には1死二、三塁から代打・関本の遊ゴロ間に1点を返したが、そこまでだった。

 試合後、ヒーローインタビューのお立ち台に上がった村田。4月30日・中日戦以来となる待望の一発が逆転2ランとなり、これまでの苦しみと家族への思いが重なった。「久しぶりに息子たちが見に来ていたんで、息子たちにいい姿を見せたかった」と話すと、涙ぐみ、言葉を詰まらせた。

 インタビュアーから「息子さんたちに声をかけてください」と振られると「ええ…そうですねえ…」と言って涙をこらえ、しばらく沈黙。村田の思いを察した観客の大声援に包まれる中「いつも“パパのホームランが見たい”と言ってくれる息子の前で打ててよかったです。また頑張ります」と涙声で話した。

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