DeNAが10連敗でついに借金生活

 6回に逆転され、ベンチでさえない表情のDeNA・中畑監督=札幌ドーム
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 「交流戦、日本ハム3-1DeNA」(14日、札幌ド)

 交流戦最終戦でもトンネルの出口は見えなかった。DeNAが泥沼の10連敗。最大11の貯金を築いたチームが、ついに借金1となった。

 10連敗はDeNA史上ワースト。球団としては大洋時代の55年、横浜時代の08年に喫した14連敗がワーストだが、交流戦前までセ・リーグ首位を快走していた今季のチーム状態を考えれば、信じられないほどの急降下だ。おまけに交流戦史上最低勝率・176という不名誉な記録までついてきた。

 先制はDeNAだった。日本ハム先発・大谷に対して三回、先頭の石川が中前打で出塁。高城の犠打、飛雄馬の三塁内野安打で1死一、三塁と好機を広げた。続く荒波の打席で、大谷が暴投。先制点が転がり込んだ。

 しかしこのまま波に乗ることはできなかった。荒波は三塁邪飛、桑原が空振り三振に倒れて1点止まり。六回には先頭の飛雄馬が二塁打で出塁したが、後続が倒れて無得点に終わった。

 するとその裏、先発の砂田が1死から中田、岡に連打を許して降板。2番手の平田がマウンドへ上がった。打席には巨人から移籍した矢野。1死一、二塁から左翼へ逆転3ランを浴びた。

 DeNAは結局、暴投による1点だけ。四回以降は無得点に抑え込まれ、終わってみれば完敗だった。

 9連敗を喫した前日の試合後には「下を見てもしようがない。上を見すぎてもしようがない。目先の1勝を全員でつかみにいくしかない」と話していた中畑監督。交流戦ではセ・リーグ各チームが苦しみ、幸いにもDeNAの順位は2位。リーグ戦再開で気持ちを切り替え「目先の1勝」をつかみにいくしかない。

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