東亜大2回戦へ 1年生左腕福岡が好投
「全日本大学野球選手権・1回戦、東亜大3-2奈良学園大」(8日、神宮)
東亜大が逆転で奈良学園大を下し、2回戦へと駒を進めた。
流れを断ち切ったのは1年生の小さな左腕だった。リーグ戦で登板のなかった福岡直登投手(1年・宮島工業)が、1点ビハインドの五回無死一塁から2番手で登板。「狙っていた」といきなり一塁走者を素早いけん制球で刺すと、「流れを持ってこれた」とテンポ良く凡打の山を築いていった。
六回に味方打線が逆転に成功し、3回3分の1を1安打無失点の好リリーフ。宮島工業時代は2年夏からエースだったが、昨夏は広島県大会の1回戦で敗退。小学6年生以来となる全国の舞台で、身長163センチながら物おじしないマウンド度胸を見せた左腕は「先輩たちをもっと勝たせられるように頑張りたい」と力を込めた。
