【WASJ】福永、総合初V狙う

 「ワールドオールスタージョッキーズ」(29日開幕、札幌)

 JRAから7人、地方から2人、海外から5人が参戦し、札幌土曜9、11R、日曜10、12Rの4戦で争われる名手の競演。今年94勝でリーディングを独走中の福永祐一騎手(38)=栗東・フリー=は“JRAの顔”として総合初Vを狙う。また念願の初出場を決めた柴山雄一騎手(37)=美浦・フリー=も気合十分だ。なお、今年は個人戦だけでなく「外国騎手・地方競馬代表騎手チーム」と「JRA代表騎手チーム」に分けた対抗戦も実施される。

 表彰台のてっぺんを狙う-。先週日曜にJRA通算1800勝を達成した福永は、関西勝利度数1位(7月26日終了時点の成績で決定)で参戦する。

 前身のワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)は05年に初出場。過去6回で13、7、5、12、5、2位と、まだ総合優勝はない。2位だった昨年に「チャンスのある馬がいたから期待したんだけど…」と振り返る。

 とはいえ、WASJの選出を目標としていたわけではない。「リーディング上位を目指しているから。それで選ばれる。以前はワクワクしていたが、今は“刺激を受ける”という姿勢でやっていたらアカンと思う。こういうジョッキーが“通年”で来る時代。彼らに負けへんようにって思ってやってきたからね」。この春、JRAの免許を取得したM・デムーロやルメールも、かつてWSJSに参戦していた海外のトップ騎手。今は、ビッグネームに憧れてはいられない立場となった。

 今年は時季と場所を変更し、個人戦に加えてJRA代表と外国騎手・地方競馬代表の対抗戦も行われる。「面白いと思う。賛成やね。短期免許で来ることがないジョッキーが参加するのもいい。盛り上がって成功してほしい」と力を込めた。

 「くじ運に恵まれた」と話すシリーズ4頭の騎乗馬のなかでも、土曜札幌11Rのレッドソロモンは「力上位だと思う」と期待する。今春の安田記念2着馬ヴァンセンヌとは、昨年のWSJSで初コンビを組んだ(1着)ことが縁だった。今年もいい出会いがあるかもしれない。全国&札幌リーディングを突っ走るユーイチが“JRAトップ”として魅せる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス