【新潟2歳S】ミレーユ、叩いて上昇

 「新潟2歳S・G3」(30日、新潟)

 高いレースセンスが売りだ。好位追走から後続に4馬身差をつけて初陣を飾ったウインミレーユが、勢いに乗って重賞タイトルをつかみ取る。「調教は1、2本足りない感じだったし、目立った時計も出ていなかったけど、強い勝ち方でした。すごくレースが上手ですね」と西原助手は目を細めた。

 「小さいながらも肉付きがいいですね」と褒めるように、馬体重は430キロそこそこと小柄ながら、馬体のバランスの良さがキラリと光る。「栗東に帰ってきてからもカイバをバリバリと食べているし、前走の反動もないと思う。1度競馬を経験したことで、今度は中身の部分で違ってくるはず」と、さらなる上積みをアピールした。

 大穴ホースの血が騒ぐか。異父兄は12年春の天皇賞覇者ビートブラック。当時14番人気ながら、並み居る強豪を相手に圧勝劇を披露した。「お兄さんは長い距離を走っているし、ゆくゆくは少し距離を延ばしてもいいでしょうね。今回は男馬相手になるけど、いいレースをしてくれれば」と期待を口にした。

 競馬週刊誌の馬柱に薄い印しかついていないことを確認した同助手は「別に、人気はいらないので」とニッコリ。虎視たんたんと一発を狙っている。

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