【皐月賞】エイリアン不安要素なし
「皐月賞・G1」(19日、中山)
毎日杯Vから中2週で挑むミュゼエイリアンは15日、美浦Wで上々の仕上げが施された。初コンビの柴山を背に3頭併せ。格下の古馬2頭を追走し、最内に入った直線は強めに追われて1馬身先着。4F51秒4-37秒6-12秒4の時計を記録した。
黒岩師は「中2週でも(馬体に)硬さはないし、思った以上に脚を伸ばして大きな走りができていましたね」とうなずく。初めて手綱を取った鞍上も「不安な要素はないし、乗り手に忠実で素直な馬」と好感触を伝えた。
柴山にとってクラシックは、1番人気に推された07年菊花賞のロックドゥカンブで3着に敗退した痛恨の記憶がある。「声をかけてもらってすごくうれしかった。どんな競馬もできそう。楽しみですね」と期待を膨らませていた。