【皐月賞】ベルーフ点火 僚馬置き去り
「皐月賞・G1」(19日、中山)
上積みは十分だ。ベルーフは15日、最終リハを栗東DPでプリンスダム(4歳1000万下)と併せ馬。序盤は鞍上がなだめるのに苦労するほどの行きっぷり。直線も楽々と並びかけたが、そこからなかなか抜こうとしない。それでも鞍上が手綱を押すとエンジンが点火。最後は僚馬を置き去りにし、6F82秒2-38秒8-12秒0で2馬身先着した。
池江師は「馬場が重かったし、うちの馬にもトラブルが続いていたので」とCWからDPでの追い切りに変更した意図を説明。「使い込んで良くなるタイプ。(2カ月ぶりで4着の前走・スプリングSより)今回の方がいい」と言い切る。「2走前に京成杯を勝っているし、2000メートルに延びるのはいい」。気難しさは残すものの、素質は一級品。ハービンジャーの初年度産駒が、父に初のG1タイトルをもたらす。