ハープスターはムーアと組んでドバイへ

 「JRA賞授賞式」(26日、都内) 

 昨年の最優秀3歳牝馬ハープスター(牝4歳、栗東・松田博)は、ライアン・ムーア騎手(31)=英国=との初コンビでドバイシーマクラシック・G1(3月28日・UAEメイダン)に臨むことになった。26日に東京都港区のホテルで行われたJRA賞授賞式で、関係者が明らかにしたもの。ムーアは昨年、ジェンティルドンナで同レースをV。“世界制覇”へ、名手の手綱さばきに注目が集まる。

 自身2度目の海外挑戦は、世界の名手を鞍上に迎えることになった。最優秀3歳牝馬ハープスターは、ドバイシーマクラシックへムーアとのコンビで参戦することが決定。ノーザンファーム代表の吉田勝己氏は「ムーア自身からのオファーもあり、ドバイ(のコース)を熟知している彼に決めました」と説明した。なお、今年の始動戦となる京都記念(2月15日・京都)は過去の全レースで手綱を取ってきた川田で臨む。

 同馬は既に栗東へ帰厩しており、21日にはCWで初時計を記録。松田博師は「入厩してからも順調。ドバイには、選ばれたら行きます」とうなずく。そのパートナーに指名されたのがムーア。昨年のドバイシーマクラシックをジェンティルドンナで制しており、同騎手は日本の牝馬で連覇を目指すことになる。

 ハープは昨年の凱旋門賞へ、日本調教馬で史上初めて3歳牝馬として挑戦。後方から直線で末脚を伸ばしたものの、世界の壁にはね返されて6着に敗れた。オーナーであるキャロットクラブ代表取締役社長の高橋二次矢氏は、この一戦を振り返り「馬にフランス語を勉強させます」と冗談で周囲を笑わせつつ、「今年はさらに上へ行きたい」と目を輝かせながら抱負を語った。今年の日本競馬界をリードしていく“鬼脚”の持ち主が、名手とのコンビでどんな走りを見せるか、楽しみだ。

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