【神戸新聞杯】オンリー世界挑戦も視野
「神戸新聞杯・G2」(28日、阪神)
単勝1・6倍の断然人気を集めたワンアンドオンリーが好発進。見た目は頭差の辛勝ながら、ダービー馬の貫禄、そして地力を見せつけて秋初戦を制した。
レース後、前田幸治オーナーからは、ビッグプランがあらためて発表された。好発進を決めた愛馬に「ヒヤッとしたけど、底力を見せた」とホッとした表情。秋初戦を制し、長年の夢へ向けて、また一歩前進した。「橋口師と私の夢が消えないようにしたいね。ドバイ、そしてキングジョージへ」。4歳になる来年は海外を飛び回る壮大なプランを描く。
代表を務める生産者ノースヒルズが輩出した1歳年上のダービー馬で、現在骨折により休養中のキズナは12月中に栗東へ帰厩を予定。来春は京都記念から始動することも明かされた。
キズナとワンアンドオンリーによる世界挑戦も視野に入れる。「(ドバイとキングジョージの)結果次第では2頭で凱旋門賞に行きたい」。ダービー馬2頭で海外ツアーへ‐夢は無限に広がり続ける。