武豊、幸四郎兄弟が凱旋門賞対決へ

 「JRA賞授賞式」(27日)

 世界最高峰の舞台で“TAKE”兄弟が競演だ!13年度JRA賞授賞式が都内のホテルで関係者約550人を集めて盛大に行われた。最優秀3歳牝馬に輝いたメイショウマンボ(牝3歳、栗東・飯田)陣営が、最優秀3歳牡馬キズナ(牡4歳、栗東・佐々木)との春~秋にかけての国内外での直接対決を熱望。秋の凱旋門賞では豊、幸四郎の兄弟がフランスの地を沸かせることになるかもしれない。

 14年は年間を通じて豊キズナ、幸四郎メイショウマンボの武兄弟&牡牝の最優秀3歳馬が競馬界を盛り上げていく。両馬の対決が、国内だけにとどまらず秋は海外で実現する。

 マンボの松本好雄オーナーが、授賞式の壇上でダービー馬に挑戦状を叩きつけた。「幸四郎君がどうしてもキズナとやりたいと…」と、直接対決が注目される始動戦の大阪杯(4月6日・阪神)後も天皇賞・春(5月4日・京都)、宝塚記念(6月29日・阪神)と牡馬王道路線を歩むことを明言。これにキズナの佐々木師が「幸四郎君が大阪杯と言うから、わたし(の馬)もそこから」と応戦し、場内は笑いに包まれた。

 さらに松本オーナーは夢を語る。国内牝馬として初の凱旋門賞挑戦を目標に掲げ、「兄弟の対決がフランスで見られたら、そりゃすごいこと。ファンもそうでしょ」と目を輝かせた。兄の豊、弟の幸四郎。普段から騎乗馬を全面的にバックアップする両者が世界最高峰で競演すれば、オーナー自身にとってもこれ以上の喜びはない。

 スピーチの場で幾度となく名前の出た武幸も「リップサービスでしょ」と言いながらまんざらではない様子。「それが現実になるよう、春はきっちり結果を出したい」と、世界最高峰の舞台での“TAKE”兄弟対決実現に向け、決意を新たにしていた。

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