【神戸新聞杯】シップ始動戦から意欲追い

 「神戸新聞杯・G2」(23日、阪神)

 クラシック2冠制覇に向けて、始動戦から力を見せつける。皐月賞馬ゴールドシップが20日、栗東坂路での併せ馬でステッキを使って意欲的に追われた。力強い脚取りを披露し、須貝師も「皐月賞馬に恥じない走りを」と力強い。時間をかけて乗り込まれ、好仕上がりで臨む一戦。阪神でV発進を決めて、菊花賞(10月21日・京都)に駒を進める構えだ。

 前哨戦とはいえ、皐月賞馬にふさわしい競馬を‐。そんな気迫が陣営から伝わってきた。皐月賞馬ゴールドシップは栗東坂路で、ジャスタウェイ(3歳オープン)との併せ馬。芦毛の馬体を揺らし僚馬と馬体を並べるように進むと、残り1F手前で早くもムチが入る。重たい馬場を懸命に全身を使って駆け上がり、ゴール寸前でも手加減なく左ステッキの3連発。4F53秒3‐38秒5‐13秒4のタイムを刻んだ。

 終始馬なりで登坂した僚馬に手応えでは見劣ったが、相手にはジョッキー(荻野琢)が乗っていた。調教をつけた北村助手は「いい意味で落ち着いていたし、反応も鈍くなかった。動き自体も悪くないですね」と力強くうなずく。須貝師も「2頭で一緒に上がってくるようにという調教。特に時計にこだわっていなかったし、悪くないと思います」と及第点を与えた。

 3日間開催の翌週ということもあり、木曜日の追い切りとなったが「変則日程を考えながらの調教。土曜日(15日)に馬場(CW)でやってフォームの確認もできた。ラストの感じは春と同じ感触だった」と調整過程に不安はない。8月中旬に函館入りし、9月上旬に栗東へ。時間をかけて、じっくり乗り込んできた。「もともと成長は早かった馬。この馬のいいところを維持できている感じですね」と好感触だ。

 2冠制覇を目指したダービーでは5着。今年の初黒星を喫したが、ラストはメンバー最速タイの上がり33秒8の豪脚で追い上げた。「実力は示してくれた。距離が延びてあの脚を使うんだし、これからが楽しみになる競馬だった」と前向きに話す。もちろん、秋の大目標は菊花賞。ダービーで逃した2個目のG1タイトル奪取へ、ここから復権への戦いが始まる。

 「とにかく悔いの残るレースだけはしてほしくない。そのあたりは内田君も分かっていると思う。皐月賞馬として恥ずかしくないレースを」と力を込めた指揮官。メンバー唯一のG1馬。始動戦で、その底力を見せつける。

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