【中京記念】フラガラッハ重賞初制覇

 「中京記念・G3」(22日、中京)

 若武者を背に、身上の切れ味を存分に見せつけた。今年新設されたサマーマイルシリーズの開幕戦は、しんがり一気で5番人気のフラガラッハが快勝。高倉の好騎乗がピタリとはまり、人馬ともにうれしい重賞初制覇となった。1馬身半差の2着は6番人気ショウリュウムーンで、3着が10番人気トライアンフマーチ。1番人気のダノンヨーヨーは7着に敗れた。

 これぞ魔剣の切れ味だ。5番人気フラガラッハが、父デュランダル譲りの末脚を繰り出して直線一気の強襲。「この馬を信じて、馬場のいいところを走らせました」と高倉はホッとした表情で振り返る。ライバル15頭をまとめてのみ込んだ。

 スタートを無難に決めて、焦らず騒がず最後方のポジションへ。直線では外めに進路を取り、待ってましたとばかりにはじけた。「一瞬狭くなるところはあったけど、ひるまなかった。57キロを背負ってこの競馬。強かったと思う」とたたえた。

 馬はもちろん、鞍上にとっても記念すべき重賞初V。しかも、1キロの減量特典がなくなる101勝目での達成だ。10年度に最多勝利新人騎手賞&フェアプレー賞に輝いた新鋭は、おごることなく地道に勝ち鞍を積み重ね、一人前になった証をこの上ない形でつかみ取った。

 「同期の川須はもちろん、身近な先輩たちも重賞を勝っていたので意識していた。自分の今年の目標だったのでうれしい」と喜びをかみしめる。熊本から駆けつけた父・幸志さん、母・智恵子さん、兄・健志さんが見守る前での大仕事でもあった。「自分にプレッシャーをかけるつもりで“100勝達成のときよりも重賞制覇のときに見に来てほしい”と。親孝行ができたと思います」と誇らしげに胸を張った。

 狙うはサマーマイルシリーズ初代王者。松永幹師は「馬の様子を見つつだが、次は関屋記念(8月12日・新潟)を視野に入れて」と意欲をのぞかせた。個性派の5歳馬と、伸び盛りの若武者が締めくくった夏の中京最終章。まだまだ進撃は始まったばかりだ。

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