米大統領選挙でドナルド・トランプ候補が予想を覆し勝利を収めた９日午後（日本時間）、ＮＨＫが予定を変更して放送した報道番組の視聴率が、異例の高数字だったことが１０日、分かった。

　トランプ氏の優勢が伝わる中、ＮＨＫは午後１時から「ニュース」番組を放送した。

　午後１時から午後５時まで、通常の前４週平均が１～２％台の時間帯に、７％前後の数字をキープ。トランプ氏の勝利確実が報じられ、同氏が勝利演説を行った午後５時以降は、数字が１１・２％（午後５－６時、前４週平均５・５％）に跳ね上がった。

　その後の「首都圏ネットワーク」は１２・７％、「ニュース７」も１６・５％と高い数字だった。

　民放の報道番組も日本テレビ「ｎｅｗｓ　ｅｖｅｒｙ．第３部」（午後５時５３分～）が１２・５％をマークするなど、通常より高い数字だった。

（数字は関東地区、ビデオリサーチ日報調べ）