猿飛佐助・勘九郎 聖地・甲子園で家康斬り「感動です」

始球式を務めた中村勘九郎(奥)=甲子園(撮影・北村雅宏)
始球式を務める中村勘九郎=甲子園(撮影・北村雅宏)
映画『真田十勇士』の猿飛佐助役のいでたちでファーストピッチを務める中村勘九郎=甲子園(撮影・田中太一)
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎(34)が19日、兵庫・西宮市の甲子園球場で行われたプロ野球・阪神-巨人戦で行われたファーストピッチ(始球式)に登板した。勘九郎は主演映画「真田十勇士」(9月22日公開)で演じた猿飛佐助の衣装で登場。イメージは「大阪夏の陣」と言うことで、打席に立ったのは甲ちゅう姿の徳川家康。見事なノーバウンド投球で空振りに切ってとった。

 やや高めのボールがキャッチャーのミットにズバンと収まると、甲子園のスタンドもどよめいた。対戦後には親睦を深めようと家康に近づいたが、バットで襲われ、今度は腰の刀を抜いてバッサリ。観客からは拍手がわき起こった。

 投球後には「いいピッチングができました」と興奮気味だった。野球経験はなく、始球式も初体験。「人生で初めての経験が甲子園。感動です。いつも見ているところだし、(高校)球児がみんな立ちたいと願っている場所ですからね」と感激だった。「(中村)福助のおじはトラキチなのでうらやましがると思います」と聖地での投球を喜んだ。

 自宅が東京ドームに近いため、時おり野球観戦には行くという。「この間も負けた試合でしたが、3塁側(阪神側)でした。何とか頑張ってほしいんですが…」と最下位に沈む虎にエール。特にひいきのチームはないとしながらも「(佐助は)豊臣方なんで、家康を切ったんです。本名も偉大な掛布さんと同じ“まさゆき”(掛布は雅之、勘九郎は雅行)だし、ファンと公言しちゃいましょう」とノリノリだった。

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