熊本地震死者48人に、関連死10人に
熊本県南阿蘇村の河陽地区で20日朝、男性1人が見つかり、死亡が確認された。地震による直接の死者は48人となった。2人が安否不明となっている。
熊本県はこの日、震災関連死とみられるケースが10人に上ったと発表した。避難所から救急搬送された被災者が少なくとも281人に上ることも共同通信の取材で判明。突然死のリスクがある「エコノミークラス症候群」の疑いでの搬送も、熊本県内で少なくとも10件近くに上った。
熊本県内の避難者数は20日午後7時10分現在で約9万2千人。「車中泊」が原因とみられる同症候群の確定診断を受けた人は20人超で熊本市では50代女性が死亡した。気象庁は地震活動の収まる気配が見えないとしており、避難の長期化で関連死の増加が懸念される。
損壊した建物は判明しているだけで九州5県で9千棟超。停電は熊本、大分、宮崎の3県で最大約48万戸、断水は熊本県を中心に最大44万戸余り、都市ガスの供給停止は最大約10万戸。電気は復旧が進んでいる。全区間で運転を見合わせていた九州新幹線は20日、新水俣-鹿児島中央で運転を再開した。
気象庁は20日、熊本県益城町と西原村で、16日午前1時25分に起きたマグニチュード7・3の「本震」の際、震度7を観測していたと明らかにした。益城町の震度7は14日に続いて2回目。気象庁によると、1回の地震で2カ所同時に震度7を観測したのも、同じ場所で震度7が2回起きたのも史上初。
