「白いアカデミー」に批判も
映画界最大の祭典「第88回米アカデミー賞」の授賞式が28日(日本時間29日)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われた。演技部門の候補20人が2年連続で全員白人となり、批判が噴出したが、式でも皮肉ややゆする発言が相次いだ。
ジョン・フォード、ジョゼフ・L・マンキーウィッツに続き、65年ぶり3人目となる2年連続監督賞のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ氏(52)は「(今が)私たちの世代にとって全ての偏見から解き放たれる好機だ。肌の色を髪の長さと同じぐらい、取るに足らないものにしよう」とスピーチ。
司会の黒人コメディアン、クリス・ロック(51)は「私はアカデミー賞、またの名を『白人によって選ばれた賞』の会場にいます」などとやゆした。
