あっちゃん、映画で国際女優デビュー

 AKB48を卒業した前田敦子(21)が、トニー・レオン主演の映画「1905」(来秋公開、黒沢清監督)に出演することが9日、分かった。1905年の横浜を舞台に2人の男(レオン、松田翔太)と前田演じる女性が織りなす壮大スケールの新感覚アクション。日本と台湾での大規模ロケを予定し、前田は女優として国際的舞台へのデビューとなる。

 カタコトの中国語を話せる日本人で物語のカギともなる宮子役に、前田は「世界を舞台に活躍されている黒沢清監督の作品に参加できることにとてもワクワクしています」と感激。07年に「あしたの私のつくり方」で映画デビューし、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(11年)では主演を務めたが、レオンと松田という世界的演技派俳優との共演に「女優としてのすばらしい経験になるように頑張ります」と目を輝かせている。

 ほぼ全編で中国語のセリフに挑戦する松田は「この脚本で黒沢監督に会えると思うと、うれしくて仕方ありません。自分を奮い立たせながら緊張感を持ち、それと並行して意識をリラックスさせ、今の自分に自信を持って撮影を楽しみたい」と気合をみなぎらせた。11月にクランクイン予定。

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