【井川慶氏の眼】阪神・伊原 大きかった右打者の内角、左打者の外角への制球力 光った配球 勝敗を分けた追加点の重み

 「巨人2-10阪神」(9日、東京ドーム)

 阪神が宿敵・巨人に大勝で2連勝として17日ぶりに単独首位に立った。腰部の張りからの復帰先発となった伊原陵人投手が5回1/3を4安打1失点で89日ぶりの3勝目。初回1死満塁で泉口の左犠飛で先制点を献上したが、二回以降はテンポ良く好投。打線は0-1の二回に前川が決勝となる逆転5号2ランを放つと三回に佐藤輝、大山の連続タイムリーで3点を加えるなど大量リードを奪った。デイリースポーツ評論家の井川慶氏は伊原について「右打者の内角へのボールを起点にできていたことが大きかった」と称賛した。

  ◇  ◇

 1軍では4月以来と久々のマウンドになった伊原投手ですが、しっかりと投げられていたと思います。6月27日のファーム・巨人戦での投球も見させてもらいましたが、その試合に続いて良かったのは、カットボールやスライダーによる右打者の内角、左打者の外角への制球です。

 ここのゾーンへのボールが、この日の投球の中での起点にできていたことが大きかったなと。少し苦しんだとしても、そのゾーンへのボールは間違わなかったですし、梅野捕手も大事なところでしっかりと使って打ち取っていました。そういう意味では、使えるボールを見極めて軸にするという配球も光りましたね。

 あとは勝敗のポイントとして、伊原投手は初回に1点を失ってもそのまま最少失点で切り抜けました。逆に則本投手は三回に1失点後、なおも大山選手に2点適時打を許しました。追加点を与えるかどうかというところで、両投手の明暗が分かれる結果となりましたし、そう考えると大山選手の一打は、試合の流れを考えた上でも非常に価値あるものでした。

野球スコア速報

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス