「センチュリー２１レディース・最終日」（２７日、伊豆大仁ＣＣ＝パー７２）

　１打差２位から出たイ・ボミ（２５）＝韓国＝が４バーディー、２ボギーの７０で回り通算１１アンダーで今季２勝目、通算７勝目を挙げた。２打差の２位は佐々木慶子（３７）＝スズキトラスト、藤本麻子（２４）＝富士通、アン・ソンジュ（２６）＝韓国。さらに１打差の５位に６６をマークした堀奈津佳ら４人が入った。２週連続優勝を狙った成田美寿々は７５と崩れて１６位だった。

　１打差を追ったイ・ボミは安定していた。１番（パー５）の第１打をフェアウエー中央へ運び、第３打はピンまで１メートルにぴたり。４、６番もショットを１メートルに寄せ「バーディー三つで落ち着いた」。リードを奪うと、そのまま逃げ切った。

　日本ツアー参戦４年目。１０年に韓国で賞金女王になっているが、日本では１２年の２位が最高だ。今季は「日本でも賞金女王になりたい」と神戸に拠点を据えた。これまで１７戦で１０位以内に１１度入り、予選落ちはなし。「全部で５勝はしたい。メジャーでも１勝したい」と、意欲満々で後半戦に臨む。