琴ノ若が大関昇進 満場一致で決定 初場所で優勝逃すも13勝 千葉県出身の大関誕生は69年ぶりの快挙

 祖父で先代佐渡ケ嶽親方の元横綱琴桜の遺影の前で、大関昇進の口上を述べる琴ノ若。右は佐渡ケ嶽親方(代表撮影)
 部屋の力士が作った騎馬の上で笑顔を見せる琴ノ若(代表撮影)
 伝達式を終え、部屋の前に集まった人たちにあいさつをする琴ノ若(代表撮影)
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 日本相撲協会は31日、東京・両国国技館で大相撲春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議と臨時理事会を開催し、関脇琴ノ若(26)=佐渡ケ嶽=の大関昇進を満場一致で決めた。

 琴ノ若は初場所で13勝2敗。優勝決定戦では横綱照ノ富士に敗れて初優勝を逃したものの、大関昇進の目安とされる三役として直近3場所合計33勝を挙げていた。

 その後、佐渡ケ嶽部屋で行われた伝達式では「謹んでお受け致します。大関の名に恥じぬよう、感謝の気持ちを持って相撲道に精進して参ります」と口上。緊張した面持ちも、しっかりと決意を語った。

 新大関の誕生は、昨年の豊昇龍以来、令和以降7人目。佐渡ケ嶽部屋の大関は、2011年秋場所後昇進の琴奨菊以来7人目。琴ノ若は松戸市出身で、千葉県出身大関の誕生は、1955年秋場所後昇進の松登以来69年ぶりとなった。

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