びわ湖マラソン日本勢振るわず…瀬古氏「大喝」
「びわ湖毎日マラソン」(5日、皇子山陸上競技場発着)
陸上の世界選手権(8月・ロンドン)男子代表最終選考会を兼ねて行われ、日本人トップは4位の佐々木悟(31)=旭化成=で2時間10分10秒だった。
気候条件は悪くない中で平凡なタイムに終わり、長距離・マラソンの強化戦略プロジェクトリーダーの瀬古利彦氏(60)は野球解説者の張本勲氏ばりに「大喝ですね」と嘆いた。
スタート時の気温は11・5度で、風速は1・4メートル。「少し前半は(ペースが)速かったかな」と選手をかばいつつレースを振り返ったが、「(2時間)10分かかるコンディションじゃない」とバッサリ。
2時間9分を切る選手が2、3人出ることを期待していたというが、優勝したチェビー(ケニア)も後半はペースが落ちて2時間9分6秒に終わった。全体的にハリがないレース展開に「なんで走れなかったのか聞いてみたい」「俺にはもう分からないよ」「ショックの方が大きい」などと終始嘆き節だった。