新井広島「ラッキー」3連勝 八回相手失策で2点勝ち越し 3位以下が激アツ1・5差争い「しっかり練習して(次戦に)臨みたい」

1回、先制となる適時打を放ち、ポーズをとる坂倉(撮影・北村雅宏)
3連勝し、タッチを交わす菊池(中央)ら広島ナイン
8回、左前打を放つ代打野間
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 「広島3-2DeNA」(26日、マツダスタジアム)

 肉薄じゃ!広島が終盤に相手の適時失策で勝ち越しに成功し、今季3度目の3連勝となった。新井貴浩監督(49)は敵失での決勝点に「ラッキーでした」とした上で「締めるところは締めて」と強調した。順位は最下位ながら3位・DeNAと1・5差に接近。Aクラス争いは超だんご状態になってきた。

 鯉に追い風が吹いている。同点で迎えた八回無死満塁。佐々木の放ったゴロは前進守備の遊撃正面に転がった。打った本人も「終わったと思った」と併殺も覚悟した打球。しかし、遊撃手がまさかの“トンネル”で2点を勝ち越した。運も味方につけての3連勝で、直近10試合で7勝目。新井監督も「ラッキーでした」と振り返った。

 「ラッキー」はつなぎで引き寄せた。1-1の八回は先頭・菊池と坂倉が連続四球。代打でコールされた野間がフルカウントからの左前打で満塁となり、佐々木のゴロが敵失を誘って決勝点が入った。

 「極力後ろに良い形で、とにかくつなぐ」という意識で打席に入った野間。自身の安打は7月5日・阪神戦(甲子園)以来だった。この試合では右翼守備で痛恨の適時失策があり、その後ファーム調整も経験した。悔しい思いを経ての一打に「なかなか結果が出てなかったので、シビれる場面だったけど、今日はとりあえずホッとしています」と胸をなで下ろした。

 4番・坂倉も勝利の立役者の1人。初回1死一、二塁では相手先発・東から右前への先制適時打を放った。「チャンスだったので、なんとか前に飛ばしたいという感じだった」。追い込まれていた中で外角に逃げていく変化球を一、二塁間に運ぶ、しぶとい一打で流れを引き寄せると、八回には粘って決勝点につながる四球を奪取。「投手もみんな頑張っているし、やれることをしっかりやってというところだと思う。良いところで四球を取れた」とうなずいた。

 この勝利に新井監督は「良い試合だった」としながらも、勝ち越し後の八回に2点止まりだった部分に目を向けて「その後にまだチャンスだった。締めるところは締めて、しっかり練習して(次戦に)臨みたい」とかぶとの緒を締めた。

 3位・DeNAとは1・5差となり、CS争いはヤクルトと中日も加えた“四つどもえ”状態。指揮官は「一戦一戦は変わらない」と強調し、坂倉も「一試合一試合やるだけ」と呼応した。

 野間は「とにかく目の前の試合を全力で勝ちに向かってやっていくだけ」と言った。チーム全員が同じ方向を向いている。勢いそのままに追い風に乗り、CS争いを熱く盛り上げる。

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