広島・中村貴メジャー流スイングじゃ! コンタクト率UPがテーマ「縦にバットを出すイメージ」 秋季Cでの逆襲誓う
広島の中村貴浩外野手(25)が秋季キャンプでの逆襲を誓った。9月上旬に左肋骨を骨折。その影響で10月に開催された「みやざきフェニックス・リーグ」は不参加となり、貴重なアピール機会を失った。キャンプではコンタクト率の上昇を目指し、バットを振り込んでいく。
並々ならぬ思いでキャンプ地に乗り込んだ。消化不良に終わった今季からの巻き返しへ-。中村貴は、「僕はフェニックス・リーグに行っていない分、キャンプでしっかりアピールしたいなと思っています」と宮崎・日南からの逆襲を誓った。
3年目の今季は1軍出場なし。2軍では78試合に出場し、3年間で自己最高の打率・275をマークするも、「2軍だったら最低ライン3割というのは目標にしている」と満足感はない。9月上旬のウエスタンでは守備の際にフェンスに激突し、左肋骨を骨折。その影響で10月に行われたフェニックス・リーグは不参加となった。
今春のキャンプでも右膝を負傷し、途中離脱。けがに泣かされた1年だったが“師匠”の言葉が心の支えとなった。今年1月の自主トレで弟子入りした元ソフトバンクの川崎宗則氏(44)にけがを報告すると、「これも運命。いい時間になるように自分で考えながらやったらいいよ」と前向きな言葉を贈られた。「あまり(気持ちが)落ちることなくやれた」と3軍で過ごしたリハビリ中も、できることをコツコツと積み重ね、復帰を目指していた。
迎えた今秋キャンプは万全の状態で日南入り。コンタクト率の上昇をテーマに掲げ、バットを振り込んでいる。ツーシームなど動くボールを操る投手が増えていることを踏まえ、参考にしているのは“メジャー流”のスイング軌道だ。「横回転で打つんじゃなく、縦にバットを出すイメージ。いろんなメジャーの打者の映像を見た。それを試しながらやっている」と取り組みを明かす。
新井監督は来季に向け、小園以外のレギュラー白紙を明言。「外野は打たないと出られないので」と、まずは打率を残し、熾烈(しれつ)な競争に加わる覚悟だ。
その上でアピールしたいのは、自慢のフルスイングだ。「やっぱり振れることが持ち味で(プロに)入った。そこができなくなったら自分の持ち味がなくなる。そこは変えずにやっていきたいです」と中村貴。自身の存在価値をバットで示し、サバイバルを勝ち抜いていく。
◇中村 貴浩(なかむら・たかひろ)2000年4月9日生まれ、25歳。福岡県出身。身長177センチ、体重87キロ。右投げ左打ち、外野手。九州国際大付では1年夏に甲子園出場。九産大では3年秋に本塁打と打点王の2冠。22年度育成ドラフト2位で広島に入団し、23年5月に支配下登録。同年5月23日の中日戦でプロ初安打を記録。背番号97。今季年俸800万円(推定)。





