広島 仲良しコンビで横浜3連戦勝ち越し 「最高な結果」モンテロ&ファビアン共演弾2人でチームの全得点

 「DeNA2-5広島」(21日、横浜スタジアム)

 広島の仲良しコンビが横浜の夜空に豪快な放物線を描いた。エレウリス・モンテロ内野手とサンドロ・ファビアン外野手が今季2度目のアベック弾。2人でチームの全得点をたたき出す活躍で、敵地でのカード勝ち越しに貢献した。41試合ぶりの4番で3打点をマークしたモンテロは「最高な結果になったよ」と分厚い胸を張った。

 0-0の四回無死一塁。まずはモンテロが試合を動かした。バウアーの内角高め149キロを振り抜くと打球は高々と舞い上がり、左翼席最前列に着弾。「感触はあまりよくなかった」と詰まりながらも、自慢のパワーでスタンドまで運んだ。右腕からはこれで3本目のアーチ。「配球を読めるようになってきた」と“バウアーキラー”ぶりは健在だった。

 相棒も続く。2点リードで迎えた七回1死一塁では、ファビアンがバウアーのスライダーを左翼席中段へズドン。「完璧だった」と2試合連発となる15号2ランでリードを広げた。「彼(バウアー)の独特なモーションに惑わされないよう冷静に考えていたよ」と、この日4度目の対戦で見事に打ち砕いた。

 2人のアベック弾は、8月16日・ヤクルト戦(マツダ)に次いで今季2度目。もちろんチームはどちらの試合にも勝利している。モンテロは「(アベック弾は)2回目だね」と笑顔。「これからもっと2人で打てるように頑張るよ」と腕をぶした。好調ドミニカンコンビが、チームを上位進出へ導いていく。

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