ゼロにリセットしてゼロ行進の幕開けだ！広島・森下暢仁投手（２７）が２４日、マツダスタジアムで行われた投手指名練習に参加した。後半戦の開幕となる２６日・巨人戦（マツダ）で先発することが明らかになった右腕は無失点で投げ抜く強い覚悟をにじませた。

　炎天下で爽やかに汗を拭った。ダッシュやキャッチボールで汗を流すとブルペンにも入って調整。球宴を挟んでのリーグ戦再開に向けて、「後半戦も長いので、１試合１試合頑張れたらなと思う」と意気込んだ。

　ここまでは防御率２・２７ながら５勝１０敗で負け数は両リーグワースト。悪い投球をしているわけではなく、打線からの援護に恵まれない登板が続いているが本人に言い訳はない。「正直、勝ち星も自分がゼロで抑えていれば勝ち星は増えていると思うし、そういうことができている投手が今ずっと勝っている。後半戦、なんとかゼロを並べるゲームができればなと思います」と力を込めた。

　巨人には４日（東京ドーム）の前回対戦で８回１失点の力投を見せながら、最後はキャベッジの一発で黒星を喫しただけにリベンジ必至。「もうゼロで抑えることが１番だと思いますし、それが前半戦はできなかった。ちゃんとゼロで終わる試合をより多くつくりたい」。３連敗中のチームを勝利へ導き、自身の５連敗も止めてみせる。