広島・矢野 断然トップ!球宴ファン投票遊撃部門 2位にダブルスコア 打撃復調で堂々つかむぞ夢舞台

 「広島(降雨中止)ヤクルト」(21日、マツダスタジアム)

 レギュラー死守で夢の舞台へ!広島・矢野雅哉内野手(26)が21日、「マイナビオールスターゲーム2025」ファン投票の中間発表で遊撃手部門1位となった。2位の倍以上の票数を獲得し、昨季のランキング圏外からの飛躍を見せた。課題である打撃を復調させ、堂々とスター選手への仲間入りを果たす。

 広島の空は午前中から厚い雲に覆われ、昼過ぎから降り始めた雨は次第に強まっていった。午後4時20分に中止が発表されると、球場に足を運んだファンは肩を落として帰路へ。そんな鯉党たちにうれしいニュースが飛び込んできた。

 この日、「マイナビオールスターゲーム2025」ファン投票の第1回中間発表が行われ、矢野がセ・リーグの遊撃手部門でトップの3万3047票を獲得。2位の阪神・木浪の倍以上の票を集め、「選んでいただけるように、ここから頑張りたいと思います」と声を弾ませた。

 昨季のランキング圏外から大躍進。もちろん期待されているのは、超人的なプレーを連発している自慢の守備だ。今季はここまで3失策を記録するも、広い守備範囲と強肩ぶりは健在。20日・ヤクルト戦(マツダ)でも、三回1死一、二塁でサンタナが放った三遊間への打球を好捕し、二塁へ鮮やかなジャンピングスロー。投手への声かけも要所で行うなど、内野のリーダー格として試合を引き締めている。

 一方、打撃ではなかなか思うような数字が残っていない。ここまで40試合で規定打席到達者ではワーストの打率・191。開幕当初は2番に座っていたが、5月に入ってからは、主に8番での起用が続いている。

 現在は、試合前の早出特打が日課。新井監督からも直々にアドバイスをもらいながら、再浮上のきっかけをつかもうと試行錯誤しており、「自分で映像を見て気付けなかった部分を教えていただいのでよかった。いい感じになってきていると思います」と不振脱却への手応えを口にした。

 20日からは期待のドラフト1位・佐々木(青学大)が1軍に合流し、いきなり「7番・三塁」でスタメン入り。3打数無安打に終わったが豪快なスイングを披露し、高いポテンシャルを示した。 佐々木が結果を残すと、三塁のレギュラーの小園が遊撃を守る可能性もあり、矢野もウカウカしていられない。「もっといい形で結果も残せれば、たくさんの人から選んでいただける。ここからもっとバッティングの方で上げていきたい」と矢野。レギュラーの座を譲るつもりはない。バットでも存在感を高め、夢の舞台への切符をつかみ取る。

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