広島・二俣 止まらない!先制タイムリー プロ入り後初の中堅守備で好捕も 弟子入りした巨人・岡本から激励を力に

 「オープン戦、巨人2-7広島」(23日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 顕著な成長ぶりが頼もしい。広島の5年目の二俣翔一内野手が先制の左前適時打。三回1死二、三塁で「内側(の球)をしっかり打っていこうという気持ちでいきました」と西舘の内角149キロに力負けせず快音につなげた。15、18日の練習試合で2本塁打を記録していた勢いそのままに、この日もバットでアピールした。

 試合前には1月の自主トレで師事した巨人・岡本にあいさつした。「『今、いい感じじゃん。それをしっかり続けてオープン戦、頑張って』と言っていただきました」。球界屈指の強打者からの激励も力になっている。

 この日は五回から、プロ入り後初めて中堅の守備にも就いた。九回2死二塁では、オコエの右中間寄りの飛球を好捕。最後は芝生に体を打ちつけながらグラブに収めた。「どのポジションでもしっかり投手を助けられるように、一生懸命やるだけ。オープン戦が勝負」。22歳の若鯉が、攻守に欠かせぬピースになりつつある。

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