広島が逆転負けで5割復帰ならず 九里が六回途中、10年ぶり9失点KO 魔の六回に一挙7失点

 6回途中に逆転を許し、降板する九里(撮影・西岡正)
 6回、吉川に適時打を浴びて追加点を許し、悔しそうに汗をぬぐう九里(撮影・西岡正)
 4回、ソロを放ち、九里(左)らナインとタッチを交わす坂倉(撮影・西岡正)
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 「巨人9-4広島」(12日、東京ドーム)

 勝てば勝率5割復帰だった広島が、逆転負けを喫した。

 2点リードの六回に先発・九里が崩れた。1死満塁から坂本への押し出し死球で1点差。2死までこぎつけたが、オコエの2点中前適時打で試合をひっくり返された。

 続く吉川に中前適時打、岸田にはこの回2個目の死球でピンチを広げ、萩尾には左翼線への2点適時打。巨人打線の勢いを止められず、打者11人の猛攻を浴びて一挙7失点。新井監督がベンチを立って交代を告げた。結局、九里は5回2/3を8安打3四死球で9失点。9失点は2014年6月6日・ソフトバンク戦以来、自身10年ぶり2回目となった。

 打線は初回に堂林が先制の2点適時打。開幕戦以来の打点を挙げ、三回は無死二塁で菊池が中前適時打。四回は坂倉が今季1号ソロを放ってチーム9試合ぶりの本塁打が飛び出したが、六回の7失点があまりにも重かった。

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