広島・斉藤 憧れエースから学習中「大地さんは立ち振る舞いとか人間性も素晴らしい」 手応え得た助言

 大瀬良(右)とともにダッシュをする(左から)斉藤、大道、小林
 真剣な表情でキャッチボールをする斉藤
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 広島・斉藤優汰投手(19)が10日、広島県廿日市市の大野練習場で大瀬良大地投手らとの合同自主トレを開始した。22年度ドラフト1位右腕は昨季自己最速の152キロを記録するなど次代のエースとして伸びしろたっぷり。“大瀬良塾”では野球の技術だけでなく、人間性や立ち居振る舞いも吸収すると誓った。

 憧れのエースから全てを吸収する。練習を終えた斉藤は気温7度の中、半袖でさっそうと登場。“大瀬良塾”の初日を「それなりに緊張はあったんですけど、楽しくはやれたのかな」と晴れやかな表情で振り返った。

 約4時間と限られた時間だったが、すでに変化を感じ取った。キャッチボールでは下半身の力を使うようにアドバイスされたと明かし「下(半身)からつなげて投げるとやっぱり違う。球の質も安定してくる」と手応えを得た。

 吸収するのは技術面だけではない。「大地さんは立ち居振る舞いとか人間性も素晴らしい。そういった部分も学んでいきたい」。2年目の右腕にとって大瀬良の一挙手一投足がお手本となる。

 エースも斉藤に期待を寄せる。「トレーニングとか走るとこを見るとやっぱり体が強いな」と大瀬良。「基礎的なところから一つずつ見直してやっている。時間をかけてゆっくり話ができれば」と、自身の考えや知識を惜しみなく伝授する。

 昨季は2軍で5試合に登板。防御率4・02も自己最速を更新する152キロを計測し、今季はさらなる飛躍を目指す。「大地さんからのアドバイスを吸収してキャンプ初日からブルペンに入れるように」と先を見据えた金の卵。大黒柱と過ごす貴重な時間を無駄にはしない。

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