広島 今季初3番で決勝打の小園「ここから優勝」「絶対に勝つ」お立ち台でファンに誓う 同点弾に決勝打
「広島東洋カープ7-6阪神タイガース」(15日、マツダスタジアム)
広島が連敗を6で止め、阪神の優勝マジック点灯を阻止した。最後は1点差へ迫られながらも、本拠地の声援に背中を押されて逃げ切った。
2点を追う初回に同点2ランを放ち、1点を追う六回には決勝の左前適時打をマークした小園は「チームのためにという思いでやっていました」と力を込めた。秋山の離脱で巡ってきた初の3番起用に燃えないわけがなかった。直前には中断を経ての決勝打に「対策を練りながらいい時間を過ごせた」と島本の研究を怠らなかったことが劇打につながった。
負の連鎖を止め「本当に粘り強く試合できたんじゃないかなと思います」と胸を張った小園。「自分の力以上のものを出させてくれる」と語るファンに「ここから優勝するつもりで。絶対に勝つので応援よろしくお願いします」と決意を示した。
1点を追う六回に同点弾を放ったデビッドソンも「声援が大きくて助けになりました」と感謝した。本拠地で止めた6連敗が反攻ののろしとなるか-。自力優勝の可能性を残すには1敗もできない状況から、奇跡を起こしてみせる。





