広島・デビッドソン 大好き東京Dから再浮上だ セ本拠地唯一打率3割超「いいイメージ」 対セ球団最多の4発10打点
広島のマット・デビッドソン内野手(32)が10日、得意の舞台から状態を上げていくことを誓った。11日からの巨人3連戦は東京ドームで開催され、同球場ではセ・リーグの本拠地で唯一、打率3割を超えている。さらに巨人戦は同一リーグ最多の4本塁打。相性の良さも力に変えて、バットで存在感を示す。
たとえ敵地であっても、足を踏み入れることに胸が弾む。本調子ではなくても、ここから巻き返しの予感が漂う。東京ドームでの3連戦を前に、デビッドソンは「いい球場だし、プレーするのはいつも楽しみにしている」と笑顔で明かした。
今季の巨人戦はいずれも同一リーグ最多となる4本塁打、10打点、25塁打と長打力が光る。東京ドームに限れば6試合で打率・304、1本塁打、3打点、出塁率・385と淡泊さを感じさせない。「ジャイアンツ戦でよく打っているのは、たまたまかもしれない」と謙虚に話す一方で「いいイメージはある」と歓迎した。
前カードの中日戦は7日に先発出場するも3打数無安打。8日は出番がなく、9日は代打で左前打を放った。ここまで8本塁打、20打点も打率・195。「今も少しスイングを見直している」と明かし、「準備の仕方は何も変えていない。コンスタントに打てればいいけど、そういう結果を出せるように練習している」と自身の感覚と対話を重ねている。
11日の相手先発、山崎伊とは6月25日の対戦(マツダ)で2ランを放った。12日に先発予定のグリフィンには今季7打数3安打1本塁打と得意にする。「(試合に)出た時、いい結果が出るようにするだけ」。あらゆる条件を追い風に、新助っ人が上昇気流に乗る。





