カープ西川龍馬“積極打法”で5番の仕事 「チャンスでやっと打った感じがした」

 1回、先制適時打を放つ西川(撮影・田中太一)
 2週連続で森下(左)とお立ち台にあがり笑顔を見せる西川
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 「広島4-2ソフトバンク」(3日、マツダスタジアム)

 奏でた3度の快音が、赤ヘルに追い風を吹かせた。勝負どころを逃すことなく、着実に好機をモノにした広島・西川龍馬外野手(28)のバット。3安打2打点の躍動に「今年、なかなかチャンスで打ってないので、やっと打った感じがして良かったですね」と笑みがこぼれた。

 まずは初回1死満塁で石川の2球目を引っ張り、一塁強襲の適時内野安打。矢野がセーフティーバント(記録は投手への内野安打)、秋山とマクブルームが四球を選んでバトンを受けた。「矢野のセーフティー(バント)から始まり“秋山大先生”と“マクブルームさん”が、しっかりつないでくれた。5番の仕事ができて良かった」と振り返った。

 三回は3球目を中前へ運び、2-0の七回1死一、二塁では嘉弥真の初球を右前へはじき返し、追加点をもたらした。5月12日・巨人戦以来、今季2度目の猛打賞。3安打とも、3球以内に勝負を決め「パ・リーグの投手はいい投手が多いので、見て、見て、になるとなかなか難しい。なるべく、追い込まれる前に」。積極的な姿勢が実を結んだ。

 1週間前、5月27日・ヤクルト戦(マツダ)では決勝の適時打で森下を援護。2週続けてお立ち台に上がった。「毎年、交流戦の成績が悪いけど今年のカープは違うというところを見せたい」と宣言。果敢に仕かけるスタイルで、パ・リーグに挑む。

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