広島・森下 1軍昇格見えた4回途中1失点 最速は149キロ 新井監督「いろいろ考えている」
「ウエスタン、阪神5-1広島」(27日、鳴尾浜球場)
広島の森下暢仁投手(25)が27日、ウエスタン・阪神戦に先発し4回0/3を4安打5奪三振1失点で終えた。直球は140キロ台後半が多く、最速は149キロを記録。76球での交代は、次回登板を見据えての球数だったとみられる。28日の右肘の状態を確認し、問題がなければ来週中の1軍昇格が見えてきた。
直球は力強かった。森下が二回2死一、二塁で長坂に投じた4球目は149キロ。「前回よりは良かった」。3月上旬に右肘の違和感を訴えて以降、5試合目の登板で、実戦復帰後最速を記録した。
初回、先頭の高山への初球も147キロ。146キロだった前回19日の中日戦の最速をいきなり更新だ。その後も140キロ台中盤の直球を多く投じ、五回先頭の遠藤に右前打を浴びた直後に降板した。
報告を受け、自ら映像で確認した新井監督は「良かったと聞いている。自分もチェックし良かった」。今後については「あした(28日)の状態を見て考えていきたい。いろいろ考えている。確定していないから言えない」とだけにとどめた。
26日に大瀬良が左太ももに違和感を訴え、この日に出場選手登録を抹消。森下のこの日の球数は前回中日戦の97球より少ない76球。1軍昇格を見据えた球数だったとみられる。
チームは5月2日からDeNA3連戦(横浜)。2軍での登板もコンディションを最優先としてきただけに、中4、5日は考えにくい。中6日であれば4日の同戦、より間隔を空けるのであれば5日からの阪神3連戦(マツダ)で1軍復帰の可能性がある。
森下は「真っすぐも、もう少し内側に投げられたらなと思いますし、甘くなっている球もある」と手綱を締めた。1軍復帰への準備は整った。




