カープ秋山「座長」としてお手本になる 来年1月に合同自主トレ「良い刺激に」
広島・秋山翔吾外野手(34)は23日、来年1月に静岡県下田市で行う合同自主トレで“お手本”になることを誓った。18年から続く同地での自主トレには阪神・板山、日本ハム・五十幡、女子野球選手など約10選手が参加予定。超一流の打撃技術を求めて集う選手たちに“本物”のすごみを見せつける。
阪神・板山、日本ハム・五十幡らレベルアップを求めて自分を頼ってくる選手たち。秋山は素直に喜んだ。
「毎年、場だけは整えています。初めての子たちからも連絡もらってうれしいですね」
若い選手たちと一緒に汗を流す時間。彼らは日米通算1517安打を記録する稀代のバットマンの技術、取り組む姿勢など盗めるものは全部盗もうと、どん欲に来る。対して秋山も「練習をこれだけのものをやる。空気感だったり顔だったりを感じてくれたらいい。若い子たちにフィジカルで勝てればまだまだ勝負できるなと思える」と自らお手本を示した上で、現在の自分を測る時間になるという。
「より自分の身を律しないといけない。“こんなところこなきゃよかった”と思われないような座長でいたい。良い刺激にしてシーズンにつなげられるように、良い時間にしたい」
新井監督と初対面
この日は初めて広島のファン感謝デーに参加。イベント後には就任後、初めて新井監督にも対面し、言葉を交わした。
「もう1回、秋山がこういうことができて、チームのラインアップに必要だと思ってもらわないといけない。緊張感ありますよ」
これだけの実績があってなお、存在感を示す必要を口にする。秋山“座長”は下田から23年の勝負を始める。