広島・新井新監督が初指導「とにかく振れ」「ボール球を振ってもいい」

 二俣(左)に打撃のアドバイスをする新井監督(撮影・立川洋一郎)
 大盛(59)に打撃指導する新井監督(撮影・立川洋一郎)
 矢野(61)に打撃指導する新井監督。中央は新井良太コーチ(撮影・立川洋一郎)
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 「広島秋季キャンプ」(15日、日南)

 広島の新井貴浩新監督(45)が、キャンプで初めての直接指導を行った。

 午前の打撃練習中、ケージ裏で数人の若手選手に身ぶりを交えて指導。練習後、指揮官は「指導というほどでもない。いろいろな意見交換。たわいもない話」と笑ったが、今キャンプ中に支配下選手となった二俣翔一内野手(20)には積極的な姿勢を貫くことを求めた。

 「ボール球を振ってもいいから、どんどん、とにかく振れ、打ちにいきながらボール球を見極めるのが理想だけど、関係ないから。とにかくボール球でも振っていいから、振っていけと言った」。

 二俣は午後からの紅白戦で2打数1安打。四回に1ボールから左前打を放った。左飛に倒れた1打席目も、初球をファウルして指揮官の助言をすぐさま体現した。

 送られたアドバイスに二俣は「それを言われて、打席の中でも余裕が出て、三振OKというくらいの気持ちで初球から受け身にならず、自分から仕掛けられた」と効果を実感。“新井流”のスタンスで、若鯉に寄り添っていく。

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